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2013年9月26日 (木)

ベテルギウスの運命

冬の夜空に赤く輝くオリオン座のベテルギウスが、近々超新星爆発を起こすかもしれない(?)と、ネット上で話題になっている。

だがこれは今になって出てきた話ではない。私が子供の頃、すなわち30年以上もの昔から、思い出したように話題に上ることしばしば。もっともメジャーな星座の一角を占める、もっともメジャーな赤色超巨星である以上、こうした噂が広がるのも頷ける。球形であるべき形状にゆがみが生じて、星としての劣化が著しいことも、数年前にNASAが発表している。「だからといって爆発をいつ検知できるかを予測することはできない」とも。明日かもしれない。あるいは1万年後かもしれない。そんなこと誰にも分からない。

もちろん、私とて超新星爆発のような天体ショーを見られるものなら見てみたいという思いはある。だが、そうなったら、星座としての「オリオン座」の扱いはどうなるのだろう? 「冬の大三角形」は「冬の線分」とでも呼ぶのか? あるいは、近隣の明るい星を新たにメンバー入りさせて「新大三角形」を結成するのだろうか? いや、そんなことより、暮れの阪神で行われるベテルギウスSは、いったいどうなってしまうんだ?

Wounder 

ベテルギウスSはダート2000mの古馬オープン特別。JCダートと東京大賞典の狭間に行われることもあり、豪華メンバーが集結するようなことはないものの、2010年には後にJBCクラシックを勝つことになるワンダーアキュートが勝った。JRAでは数少ないダート2000mのオープン戦として、それなりに存在感を保っている。

本家ベテルギウスが消滅してしまったら、その名を戴いたベテルギウスSもやはり消滅の運命にあるのかもしれない……。

   と、ここまで書いてはたと気づいた。ベテルギウスと共に冬の大三角形を形成するシリウスとプロキオンの名は、ともにJRA重賞としてのステータスを得ているのに、ベテルギウスだけがオープン特別に留まるのは、ひょっとしたら超新星爆発による消滅の可能性を踏まえてのことなのだろうか?

だとしたら凄い。ひょっとしたら1万年先になることまで見据えているとは、先見の明にしてもほどがある。

 

 

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