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2013年9月 1日 (日)

大井の神様がまたも快挙

通算6500勝を記録したばかりの的場文男騎手が、またもや快挙を成し遂げた。

本日、ソウル競馬場で史上初となる韓国との国際競走「ESPN杯 韓日競走馬交流競走」が実施され、的場文男騎手騎乗のトーセンアーチャーが、4角しんがりの位置取りから、大外一気の末脚を繰り出して見事優勝を果たしたのである。ダート1400mの勝ちタイムは1分25秒7。トーセンアーチャーはJRAから大井に移籍後23戦して未勝利だったが、5年ぶりの勝利をソウルの地で掴み取った。(※写真は2007年天皇賞・秋出走時)

Tosen  

レースの模様はKRAのサイトで見ることができる。その長く力強い末脚に驚いた現地のファンがどれほどいたか分からないが、450mの直線を追い通しで勝利を掴み取った騎手が御年56歳だと聞いて、驚いた人は存外多いのではあるまいか。

昨日の朝、いつも通りに調教をこなした的場騎手は、そのまま韓国へ飛び、今日のレースを迎えた。明日朝の便で帰国して、そのまま川崎のナイターに乗るという。「いつも馬にムチ打ってるから、今回は自らの老体にムチ打って行ってくる」と本人は笑っていたが、今週の土曜には57歳になる大ベテラン。隣国とはいえ、とんぼ返りの海外遠征には心身の負担も大きかろう。頭が下がる思いがする。

韓国競馬のレベルを揶揄する声もあるが、今回の韓日競走馬交流競走の出走馬の血統を見れば、Malibu Moon、Go For Gin、Lion Heart、Forestryと、米国クラシックレースやブリーダーズカップ優勝馬を輩出している種牡馬の産駒が勢揃い。今日の観衆も3万人を超え、競馬場は熱狂に包まれていたという。

賞金面においても、最下級条件の1着賞金は1650万ウォン(約145万円)と、南関東の最下級競走(1着80万円)を上回る金額が設定されており、しかも年々増額傾向にある。韓国の競馬は南関東より格下などと一概に決めつけることはできない。事実、完全に格上と思われたファイナルスコアーは6着に敗れた。もとより、遠征先がどこであれ、海外遠征で勝つことが簡単なことではないことは、誰もがよく知っている。

Matoba  

ところで、VTRを見る限り、的場さんは島川オーナーの馬主服ではなく、「赤、胴白星散らし」の騎手服を着ていた。世界にも珍しい日本の地方競馬独特のルールに、KRAが理解を示してくれたのかと思ったら、実は韓国の競馬も騎手服を採用しているんですね。珍しい。枠色ではなく、馬番ごとに色とデザインが異なる騎手帽にも興味を惹かれた。

 

 

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