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2013年8月17日 (土)

こっち向いて!

学校の夏休みも、もうじき終わりですね。

今日は競馬ではなく、とある夏休み親子イベントの撮影を請け負ったので、暑さをものともせず誠心誠意撮らせていただいた。

拘束時間は朝7時半から午後3時とけっこう長いが、新潟に行くつもりもなかったし、たまには人を撮るのも悪くない。普段馬ばかり撮っているから、多少なりとも戸惑いがあるかといえばそんなこともなくて、あまり変わらないか、むしろ楽。手前味噌になるけど、やっぱ言葉の通じない相手を撮るのって、難しい作業だよなあ……なんてことをしみじみ思ってしまう。

だって、「こっち向いて!」と呼び掛けると、ちゃんと相手がこっちを向いてくれるんだから。こんな楽なことないですよ。競馬の場合、言葉を理解しない馬のみならず、人間のくせに言葉がわからないフリをしてワザとそっぽを向く関係者もいるので、ホント始末におえない。

Uma  

ちなみに、競馬場のゆるキャラたちは言葉を理解する。するのだけど、諸事情あって聴力に難があるので、周囲からの言葉が聞き取りづらいことがある。そういう時は「●●さん!」と呼んでみる。この「●●」はゆるキャラごとに異なる魔法の言葉。効果は抜群なのだが、あとで「もう! 勘弁してください!」と怒られることもあるので、あまり軽々しく使うことはできない。切り札的な呪文だ。

Umatase  

ともあれ、イベントはつつがなく終了。

会場の片隅にしゃがんで、撮影した画像データをノートパソコンに移し、それをUSBメモリにコピーして担当者さんに渡してしまえばもうおしまい。いやはや、便利な世の中になったモンですね。昨日はデジタルカメラに若干ネガティブなことを書いたけど、フィルムだと、撮ったあとが大変なんですよ。

撮影が終わったら慌てて荷物をまとめて、ダッシュで駅まで走って、電車に揺られて都心まで行って、撮り終えたばかりのフィルムをラボの夜間ポストに投函し、翌日、またまたラボまで行って、現像済みのフィルムを受け取り、スキャナーで読み取って、サンプルを何枚か印刷し、それをクライアントに郵送して、しかるべき電話のやりとりがあり、コマが決ったら、またまたラボまで足を運んでデュープ作成を依頼して、仕上がりをまた受け取りに行って、それを速達書留で送ったところでようやく終了。そんなことの繰り返しだった。

むしろ撮ったあとが仕事だったのである。多くの人が「プロカメラマンの写真はべらぼうに高い」と感じるのは、技術料だけでなく、実際にこうした手間が掛かっていたことも要因のひとつ。だから、デジタル化が進んだ昨今は、徐々にリーズナブルな価格になっているはず。なっていなかったら……、ごめんなさい(笑)

 

 

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