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2013年7月28日 (日)

値上げの夏

馴染みのうどん店でうどんを啜っていると、店主が浮かない顔をしている。どうした?と聞けば、小麦粉の値段がまた上がるかもしれないので、困っているという。

Udon 

小麦価格は今年4月に9.7%引き上げられ、この7月から小売り価格も値上げされたばかり。それなのに、参院選自民圧勝による円安ムードや昨今の原油高の影響で、再値上げもあり得るらしい。はあ……。そりゃあ、ため息も出る。

今回はうどんの価格は据え置いたが、これ以上小麦価格が上がっては値上げせざるを得ない。とはいえ、うどんはその安さも魅力のひとつ。一杯300円だからこその美学がそこにはある。だが、その先には消費増税も待ち受けている。はあ……。ため息は止まらない。

ラーメンの替え玉発祥の店とされる『元祖長浜屋』が、今月から、1杯400円のラーメンを500円に値上げしている。理由はやはり小麦の高騰によるもの。私はこれを一般紙の記事で知った。たかだかラーメン屋の値上げが、全国紙の社会面に載るほどの価値のあるニュースかといぶかる声もあろうが、ひとつの象徴であることは間違いない。事実客足は落ちているそうだ。「週刊競馬ブック」もこの春50円値上げしたけど、その影響で毎週買っていたのをGⅠの週のみに減らしたという読者もいる。たとえ50円でも、値上げとなればその影響は大きい。

むろん我が国が輸入しているのは小麦だけではない。競走馬が食べる飼料はほとんどが外国産。寝ワラやウッドチップさえ海外からの輸入に頼っている。円高・原油高・消費増税のトリプルパンチが襲うのは、何もうどんやラーメンだけではない。競走馬の維持経費という形で、重くのしかかり始めた。

中でも困るのが消費税。500万の馬を買えば、これまで25万円だった税金が40万円になってしまう。セレクトセールなどはともかく、1円でも安く馬を仕入れようと心血を注ぐバイヤーにしてみれば、気にならぬ金額ではあるまい。むろん、セリ上場手数料にも消費税はかかる。

私が所有している繁殖は今年が初仔。来年からはついに私も馬を売る側に立つことになる。それがよりによって、そのタイミングで増税とは……、なんともツキがない。せめて安くて美味いうどんでも食べて、気を紛らわせたいところだが、それすら難しいときた。政府は本気で消費増税に踏み切るつもりなのだろうか。「選挙の夏」が終わって、いよいよ巷は「値上げの夏」一色に染まりつつある。

 

 

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