« 馬券を当てて鰻を食べよう | トップページ | ニイハオ@蒲田 »

2013年7月18日 (木)

気になるのは“当選の影”

次の日曜は参院選挙の投票日。函館競馬場には期日前投票所も設けられたと聞くが、盛り上がりはイマイチですね。まあ、いろいろ仕方ない部分もあるけど、二十歳以上の方はちゃんと投票に行きましょう。私も参院選の投票を済ませてから、函館2歳Sの投票に臨むつもりです。もし、候補者の方が函館2歳Sを買うならば、やはりトーセン(当選)シルエットの単勝であろうか。

ところで、選挙はしばしば競馬に喩えられる。

立候補を「出馬」と言うだけでなく、当選が有力視される候補者は「本命」、本命を脅かす候補者は「対抗馬」である。「勝ち馬に乗りたい」と願う面々がギリギリまで態度を決めかねる光景は、まるで発売締切1分前の馬券売り場のよう。レース終盤の「追い込み」に賭ける野党各党だが、「逃げ切り」を図る自民党との差は縮まる気配がない。開票直後に当確が報じられても、「まだ確定じゃない」と気を引き締めるあたりは、的中した万馬券を片手に確定の赤ランプを待つ心境であろう。

ただし「出馬」という用語の出自は、厳密には競馬ではない。手元の辞書を紐解けば「(本来は自陣内で指揮すべき大将が)馬に乗って戦場に出ること(幹部が自分から現場に出かける意にも用いられる)」とあり、すなわち軍事用語だった。転じて「立候補すること」に繋がっていく。

なぜ競馬用語と選挙が結びついたのか。

我が国の選挙では永らく中選挙区制が続き、同じ政党から複数候補が立つこともあった。ために、本命・対抗の例えにぴったりの状況も生まれやすかったからではないか、というのが大方の見方である。高度経済成長期の60年代から70年代半ばにかけて、多くの人が競馬を楽しむようになった。政治に対する国民の関心も高い時代。競馬に例えて選挙への関心を一層高める効果もあったのだろう

ちなみに選挙も競馬も本場のお国イギリスでは、単純小選挙区制を採用している。これは一人だけが勝つ制度。僅かな差であっても、2着以下は「敗者」にほかならない。競馬でもひたすら単勝馬券を好む彼らの国民性がここにも表れている。

|

« 馬券を当てて鰻を食べよう | トップページ | ニイハオ@蒲田 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 馬券を当てて鰻を食べよう | トップページ | ニイハオ@蒲田 »