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2013年7月 3日 (水)

社台祭りの明と暗

社台ファーム生産馬3頭を筆頭に、ノーザンファームと追分ファームがそれぞれ2頭ずつ。出走14頭の半数が社台グループ生産馬によって占められたスパーキングレディカップに、「これじゃあ、社台祭りだなぁ」とため息にも似た声が聞こえる。

実は、今年ここまでに南関東で実施された牝馬限定重賞8鞍のうち、桜花賞を除いてすべて社台グループの生産馬が勝っているのだから、別に今さらという気がしないでもない。だが、これまでは丁寧に使い分けられてきた川島正行厩舎が誇るクラーベセクレタ、エミーズパラダイス、マニエリスムの3頭が、初めて同じレースに出走してきたから、そう感じるのだろうか。中でも、やはり注目はクラーベセクレタ。地方所属馬の中では最高の4番人気に推されている。

Mede  

ところが、迎えたレースは1番人気メーデイアの完勝に終わった。社台レースホースの所有馬で、追分ファームの生産馬。不安材料といえば、初経験となるナイター競馬への対応くらいしか思い浮かばなかったということは、逆に言えば、いよいよ新女王誕生と言って差支えなさそうだ。これでダートグレード3連勝。このレースのサブタイトルにあるホクトベガの域はさすがに遠いが、それでも一歩ずつ近づきつつある。

例によって上位はJRA所属馬が独占だが、もはや驚くようなことでもあるまい。今回も「交流」と呼ぶには遠く及ばなかった。

逆に、驚かされたのはクラーベセクレタである。あろうことかブービーの屈辱。最下位は落馬のサダムグランジュテだから、実質的にはしんがり負けに等しい。

前走の川崎マイラーズで3着と復調の兆しを見せたことで、人気はサマリーズと差のない4番人気。そんなファンや関係者の思いを打ち砕く惨敗に、今野騎手は「分からない」と言ったきり言葉が続かなかった。

Kura  

実際、パドックから様子はおかしかった。以前はうるさいくらいに首を振り、引手を困らせていたはずの馬が、おとなしく周回を重ねているのである。その瞳には、かつてのような魂の発露は映し出されていない。私の隣で見ていた専門紙の記者は「どうして、あんなになっちゃったんだろう?」と首をかしげた。

馬体は絶好。調教で時計も出ていた。なのにまるで覇気が無いのである。こうなってしまうと難しい。なにせ、重賞11勝を誇る南関東の最強馬であり、牝馬ながらダービーと羽田盃を圧倒的な強さで制した2冠馬。負けるにしても、負け方というものがある。

 

 

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