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2013年6月 7日 (金)

靴下の話に続いて靴の話。

ちゃんと競馬場に足を運んで競馬を楽しまれている方ならご同意いただけるものと思うが、競馬場という場所は実によく歩く場所でもある。骨折した足で競馬場を訪れてみると、それが身に染みてよくわかる。

指定席に入ったところで、馬券を買うには背後の階段を昇り降りせねばならず、ちゃんとパドックを見ようと思えばバルコニーまでの往復がそれに加わる。昼食時ともなれば、空いている店を探して歩き回ることになるし、食後のコーヒーを飲むためにまた歩かねばならない。たばこ一本を吸うにも、遥か彼方の喫煙室まで歩かなければならないのが昨今の競馬場である。

とはいえ、メタボに悩む中年オヤジにとっては、これも福音と捉えるべきであろう。医者から毎日1万歩のウォーキングを厳命されている我が身にしても、競馬場で過ごす日がなければ、とてもそのノルマを達成することなどできない。携帯の万歩計に記録された日々の歩数を顧みれば、土日ならびに水曜日の歩数が1万5千~2万であるのに対し、それ以外の曜日はおしなべて5千前後。JRA開催のある土日と南関東で重賞が行われる水曜が突出しているのである。ローカル開催に入ったらどうすればよいのか? 今は考えないでおこう。

ともあれ、健康法としてのウォーキングがもてはやされる昨今である。私も歩きやすいようにとシューズショップでは極力重量の軽い靴を選ぶようにしていたのだが、これは必ずしも正解ではないらしい。聞けば、長時間を続けて歩くような場合は、靴を振り子のようにして歩くので、ある程度の重量があった方が疲れが溜まりにくいのだとか。その目安は左右合わせて体重の1%。私なら片方400グラムが良いということになるが、これは歩き方やその距離によってもちろん異なる。

Kutsu  

騎手が履くブーツは、軽い方が良いに決まっている。ために一般的な乗馬用のブーツが天然皮革製であるのに対し、ジョッキーブーツは軽くて水にも強い合成皮革製。靴の底面には滑り止めのゴムを張るだけで、かかとの高さも数ミリ程度に留まる。「靴」というよりはもはや「靴下」。そこまでして軽量化にこだわる理由はフィット感だけではない。競走馬の負担重量は、騎手の体重に鞍とベストとブーツの重量を合算したもの。10グラム単位の減量に神経を擦り減らす騎手にしてみれば、ブーツの軽量化は死活問題でもある。

Tsuro  

ところで、東京競馬場7Fの馬主席からパドック脇馬主エリアへの往還は、まさに気の遠くなるような距離である。先月試しに歩数を計ってみたら、片道だけでなんと461歩を数えた。往復で900歩ちょい。1日12レース、律儀に往復を繰り返せば1万歩に達してしまうのである。普段の生活で1万歩を稼ぐには相当の決意と努力を要するというのに、競馬場とはやはり不思議な空間であると思わざるを得ない。

 

 

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