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2013年6月27日 (木)

帰ってきたボンネビルレコード

昨年末の東京大賞典9着を最後に現役を引退したボンネビルレコードが、自らが6年前に制した帝王賞の当日に大井に帰ってきた。

Bon3  

「誘導馬」と聞くと、種牡馬になれぬ馬の引き取り先みたいなイメージを持たれる方もいるようだが、実際にはそう簡単に務まるものではない。彼らも厳選されたエリートだ。

まず、牡でなければならない。毛色も限定される。さらにゆったり堂々と歩けることこれだけでも、大半の馬がふるい落とされる。

これらの条件をクリアしても誘導馬になれるとは限らない。もっとも肝心なポイントは馬の気性にある。

Bon1  

なにせ、つい最近まで速く走ることだけを徹底して教え込まれてきたのである。かつての習性でファンファーレを聞いてイレ込むケースが少なくない。出走馬がすぐ隣をすり抜けていけば、負けじと走り出そうとするのも、競走馬としての性(さが)であろう。

それをクリアするには長い訓練を経なければならない。早くて1年、遅い馬は3年と言われるこの世界。東京大賞典から半年でのデビューというのは、驚愕にも値する。馬の頑張りとともに、調教関係者の熱意の賜物に違いあるまい。前日の優駿スプリント当日まで、ひとり練習を繰り返していた姿が印象に残る。

Bon2  

ただし、昨日は満員のスタンド、色とりどりの傘の花、そしてズラリとならんだカメラマン。明らかにこれまでの練習とは違ったシチュエーションであったが、私の心配をよそに本人は実に淡々と仕事をこなしていた。いや立派。

Bon4  

かつてのライバルで、ひと足先に誘導馬デビューを果たしたサクセスブロッケンのフェイスブックにも紹介されていた。この2頭が揃って誘導を務めるシーンを見てみたいと思うのは、ひとり私のみではあるまい。その実現のためにも、ボンネビルレコードには、誘導馬としての更なる精進をお願いしたいところだ。

 

 

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