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2013年6月16日 (日)

オリエンタルアート×ステイゴールド

5月31日付で社台系クラブの不振を取り上げたこのブログを嘲笑うかのごとく、縦縞の勝負服が暴れまくっている。マルセリーナかマーメイドSを勝ち、アムールポエジーが関東オークスを勝ち、そして今日の函館スプリントSをパドトロワが勝ってみせた。計ったように社台の牧場ツアーに合わせて勝つのだからたいしたもの。重賞勝利にまさる営業効果はあるまい。

Oa2012   

晴れ渡った北海道の日差しを受けて黄金色に輝く栗毛馬が登場した途端、500人の参加者から「おおっ!」という声があがった。今年の社台ツアーの目玉、オリエンタルアート×ステイゴールドの牡馬の登場。配合も、性別も、毛色も、預託先厩舎も偉大な兄と同じで、馬体も文句なし。周回を重ねるたび、二重三重に取り囲んだ観衆から、自然とため息が漏れる。

見た目からしてオルフェーヴルの1歳時と瓜二つなのだが、実は彼に関しては兄と大きな違いがふたつある。ひとつは服色。この1歳馬は、バッテンではなく縦縞の服を着た騎手が乗ることになる。となれば、当然育成方針も変わってくるわけだから、この素材がこの先どういう成長を遂げるのか非常に興味深い。東主任の腕の見せどころだ。

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もうひとつの違いは、お値段。1億8千万円は、今年の社台&サンデーの全募集馬の中で抜けた最高額。実にオルフェーヴルの3倍にも相当する。

だからと言って、この栗毛の1歳馬がオルフェーヴルの3倍の賞金を稼ぐことはない。現時点のオルフェーヴルの獲得賞金が11億4千万円だから、その3倍ともなれば34億円にも及ぶ。国内最高賞金のジャパンカップを13勝してもまだ足りぬ見返りを期待する方がおかしい。

Oa2012_3  

それでもこの馬の周りには人垣が絶えることがない。儲かりそうだから買うのではなく、良い馬だからどうしても欲しい。そう思えるのは、セレクトセールで1頭に何億もつぎ込む大馬主も、クラブの一口出資者も同じだ。そもそも損得を考える人は、馬など買わぬであろう。この馬に大金を注ぎ込んで、たとえ思うように走らなくても、偉大な2頭の兄たちを恨むほかはあるまい。馬の値段というもは、そうやって決まるものなのだ。

 

 

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コメント

御心配いただきありがとうございます。牧場は下が土なのでどうにかなりましたが、空港がたいへんでした(泣)
首尾よくキンカメが取れることを願っております。

投稿: 店主 | 2013年6月19日 (水) 08時40分

ツアーお疲れ様でした。
足の具合は大丈夫でしょうか?
サマーセールまでに治してくださいね。

投稿: 阿見男 | 2013年6月19日 (水) 06時41分

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