« EIPH(運動誘発肺出血) | トップページ | あごだし »

2013年6月14日 (金)

59キロを背負って

戦前の女傑・ヒサトモは、前走から15キロもの斤量減で秋の天皇賞を大差で制した。前走が71キロでの出走、それが56キロになったのだから、大差勝ちも当然だろう。今の競馬ファンには信じらないかもしれない。

負担重量の仕組みは複雑だが、大ざっぱにいえば賞金と負担重量は連動しており、稼げば稼ぐほど重くなる。近年は賞金と負担重量の関係は緩やかになり、極端な重量を背負う馬はいなくなったが、それでも今週の函館スプリントSのようにドリームバレンチノの59キロが話題になったりもする。

函館スプリントSの場合、4歳以上牡馬の基本重量が56キロ。収得賞金が3000万円を超す場合、超過額2000万円ごとに1キロ加増の賞金別定で、ドリームバレンチノは収得賞金が9900万円のため3キロ増の59キロとなる。ちなみに収得賞金2億5935万円のロードカナロアが出走するとなると67キロを背負わされると思えば、59キロなんて騒ぐほどの重量ではないようにも思えてくる。

だが、札幌スプリントS時代を含め、このレースで過去59キロ以上を背負って勝った馬はいない。

1994年 ユウキトップラン8着(60キロ)、
1995年 ゴールドマウンテン4着(60キロ)
2010年 ビービーガルダン2着(59キロ)

「ドリームバレンチノ自身、58キロを背負ったシルクロードSを優勝しているのだから1キロくらい増えても大丈夫」という見立てもあるようだが、58キロからの1キロ加増というのは、53キロからの1キロ加増とはわけが違う。そもそも、そのシルクロードSで2着に敗れたダッシャーゴーゴーは59キロの斤量を背負わされていた。

芝1200mの重賞の中でも、斤量差が大きくなりがちなG3戦で、59キロを背負った馬が勝ったレースとなると、ショウナンカンプが勝った2003年の阪急杯以来途絶えている。すなわち今回ドリームバレンチノが勝てば10年ぶりの快挙。そんなことまで踏まえながら、このレース連覇がなるかに注目したい。

 

 

|

« EIPH(運動誘発肺出血) | トップページ | あごだし »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« EIPH(運動誘発肺出血) | トップページ | あごだし »