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2013年6月 2日 (日)

歴史的名馬の予感

1989年に生まれたサラトガデューは、3歳の1月にニューヨーク・アケダクト競馬場でデビュー。H.マコーレー騎手を背に、5馬身3/4差でデビュー戦勝利を飾った。するとそこから一気の5連勝。6戦目に初黒星を喫したものの、秋にはガゼルH、ベルデイムSと2つのGⅠを連勝し、ニューヨーク州産馬として初となるエクリプス賞・最優秀3歳牝馬に耀くこととなる。

Laod1 

サラトガデューの3代母シリアンシーは、今もアメリカ史上最強との声が根強いセクレタリアトの全姉にあたる。そんなボトムラインを持つサラトガデューに、母の父セクレタリアトのストームキャットを配合して生まれたのが、JRA5勝のレディブラッサム。すなわち、安田記念を勝ったロードカナロアの母である。距離不安が囁かれていたロードカナロアだが、母系に潜むセクレタリアト×シリアンシー姉弟のクロスから、マイル戦にも対応できる底力を受け継いでいたのかもしれない。

Load2 

マイルGⅠ2勝で、前哨戦マイラーズカップも完勝のトップマイラーが馬群に消え、かわりに浮上したのがマイル戦未勝利かつ東京コース未経験の馬と、芝1800未満初出走の馬   。それだけを聞けば、今年の安田記念も波乱だったかと思ってしまうところだが、それが1番人気→3番人気なのだからファンはちゃんと見ている。

Load3 

さて、GⅠレース4勝目をマイル戦初勝利で飾ったロードカナロアの秋のローテーションは、いったいどうなるのだろうか。

実は高松宮記念を勝った時点で、この秋はセントウルS→スプリンターズS→香港スプリントの3戦のみで現役引退することが、一度は発表されている。だが、安田記念を勝ったからには、マイルチャンピオンシップに興味が向かぬはずはあるまい。古馬牡馬混合のスプリント&マイルGⅠ4レースの完全制覇となれば、空前の大記録。オルフェーヴルやジェンティルドンナらの成績によっては、年度代表馬の目も見えてくる。

もともと、今回の安田記念出走も突然だった。高松宮記念を勝った直後は「春シーズンは休養」と発表されたのに、「58キロで出られるから」という理由で一転出走。調教師は「東京のマイルでどんな走りをしてくれるかな」程度の思いだったようだが、終わってみれば選択肢が大きく広がる結果になった。秋のローテも見直されることになるかもしれない。

 

 

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