« 朝の脳 | トップページ | ダービーどころでは »

2013年5月21日 (火)

1番人気を背負うのは

日本ダービーを5日後に控えた現時点では、なんとキズナが1番人気に推されそうな雰囲気である。圧倒的スケールで重賞連勝中なのだから、人気を集めるのは当然。しかし、2つのGⅠを含め昨秋から4連勝中のロゴタイプを差し置いて、1番人気になることがあれば、その時点でひとつのニュースであろう。

Nb  

朝日杯が東西統一の2歳チャンピオン決定戦になって以降、朝日杯と皐月賞を勝った馬はミホノブルボンとナリタブライアンの2頭しかいない。その両馬ともダービーでは1番人気を背負って、ぶっちぎりの勝利を収めている。19年ぶりに朝日杯と皐月賞を制したロゴタイプの人気は、はたしてどうなるだろうか。

勝ち負けよりも人気が気になるのにはわけがある。明後日にはダービーの枠順が発表となるが、なぜか1番人気馬が8番枠に入った年のダービーは荒れるのである。

ことの始まりは第16回日本ダービーに遡る。歴史に残る単勝配当55430円というタチカゼの大穴馬券を許したこの年の1番人気馬は、8番枠に入ったトサミドリ。他馬に競られて暴走の挙句、7着と敗れた。

以来、ダイナナホウシユウ、トウショウボーイ、ウアルドマイン、カネツセーキ、アズマハンターといった1番人気馬が、8番のゼッケンを付けてダービーを走り、そして敗れ去ってきた。唯一の例外はミハルオー。だが、1番人気を背負って8番枠に収まったのもつかの間、ゲート内で暴れて外枠発走となってしまったのだから、厳密には「8番枠からの発走」ではない。そのおかげか、結果は優勝。馬自身が“8番枠のジンクス”を知っていたのかもしれない。

ちなみに、8番枠そのものが忌まわしいわけではない。現にメリーナイスなどは、8番のゼッケンを背負い、6馬身差の独走でダービーを制した。だが、このとき同馬は4番人気。不思議なことに、8番枠のジンクスは1番人気馬だけを狙い撃ちする。

そして昨年、アズマハンター以来30年ぶりに1番人気を背負ってダービーの8番枠に入ったワールドエースも、あろうことか4着と敗れた。30年を経て、なおジンクスは生きていたのである。

Wa  

さて、80回目を迎える今年のダービー。1番人気はキズナか、あるいはロゴタイプか。いずれにせよ、できることなら両馬には8番枠を引いて欲しくない。そこは本命馬を飲み込んで逃さないブラックホールだ。

 

 

|

« 朝の脳 | トップページ | ダービーどころでは »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 朝の脳 | トップページ | ダービーどころでは »