« プラチナチケット | トップページ | 枠色 »

2013年5月 6日 (月)

ふなっしー記念

「今日はお客さん入ってるわねぇ」

船橋競馬場の馬主席へと上がるエレベーターで、フロアスタッフのおばちゃんに声をかけられた。スタンド内でも「こんな混んでるこたぁねぇよな……」と、おじさんがひとりでぶつぶつ文句を言っている。聞けば開門待ちの行列が200mにも及んだそうだ。たしかに凄い。

Funacy 

1万8430人もの大観客のお目当ては、競馬ではなく、この名物キャラクターだったのだろうか。入場者数は昨年の2.5倍を数えたにもかかわらず、馬券売上は32%増の17億4935万円にとどまった。今年はIPAT発売のアシストがあったことを思えば、本場の売上の伸びがイマイチだったことは否定できまい。とはいえ、まずは競馬場に来てもらうことが第一歩という見方もある。

むろん眼目は船橋競馬場の大一番かしわ記念。ふなっしーの登場を今や遅しと待ち受ける観客を横目に先頭でゴール板を駆け抜けたのは、重賞連勝中ながらマイル適性への不安から2番人気に甘んじていたホッコータルマエであった。

Kashiwa 

4歳馬の勝利は2009年以来となる。その時の勝ち馬エスポワールシチーは、8歳になった今年も出走して2着。これをしてダートマイル路線の世代交代と見るかどうか。ジャッジを下すには、まだちょっと材料に乏しい。フェブラリーSで直接対決が実現していれば、また違ったのだろう。だが、東海Sで3着に敗れたホッコータルマエは、賞金的にフェブラリーSへの出走がおぼつかず、佐賀記念から名古屋大賞典というローテを強いられていた。

ホッコータルマエは3歳6月のユニコーンSでも賞金除外の憂き目を見たことがある。やむを得ず同じダート1600mの青梅特別に出走し、古馬を相手に完勝していた。そのレースで繰り出した末脚は、芝に匹敵する上がり3ハロン35秒3。ユニコーンSを勝ったストローハットの上がりを1秒も上回っていたことを思えば、むしろマイル適性は高かったのかもしれない。フェブラリーSへの出走が叶っていれば、いったいどういう結果になっていたのか。想像が膨らむ結果になった。

Ohme 

ともあれ、これで当分賞金の心配は必要あるまい。そういう意味でもホッコータルマエには大きな勝利であった。「帝王賞から、秋はJCダートを目標に」という調教師のコメントも、展望の広がりを示すものであろう。帝王賞にはハタノヴァンクールやニホンピロアワーズも出てくる。ローマンレジェンドにしても、次はもう少し動けるだろう。2006年のアジュディミツオー以来となる「かしわ記念→帝王賞」の連勝が、果たしてなるか。注目したい。

 

 

|

« プラチナチケット | トップページ | 枠色 »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« プラチナチケット | トップページ | 枠色 »