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2013年5月11日 (土)

ヴィルシーナの雪辱

明日のヴィクトリアマイルで前売り1番人気に推されているヴィルシーナは、現在GⅠレース出走機会4連続2着中。ここでもし2着に敗れることがあれば、メイショウドトウが持つ「GⅠ5連続2着」の最多記録に並ぶこととなる。

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GⅠ級レースにおける2着回数ではフリオーソの「10回」という記録があるから、ヴィルシーナの「4回」などまだまだという見方もあるかもしれない。むしろ、ヴィルシーナの場合、GⅠレースで2着しか記録していないという点が異質なのである。前出のメイショウドトウもフリオーソも2着回数が多いだけで、ちゃんとGⅠレースを勝ってもいる。

ヴィルシーナのオーナーは、横浜ベイスターズやマリナーズで活躍した元プロ野球選手の佐々木主浩氏。日米を通じて愛し続けた背番号「22」は、佐々木氏自身が2月22日午後2時22分生まれであることに由来するといわれる。自主トレの開始日や渡米するにも22日を選ぶなど、「2」という数字に徹底的にこだわることで、彼は数々の栄光を手にしてきた。

「それが、愛馬ヴィルシーナの着順にまで影響を及ぼしている」と揶揄する声があるのはさておき、「ヴィルシーナ(Verxina)」とは、ロシア語で「頂点」の意。佐々木氏本人が愛馬の2着を望んでいることなど、あろうはずがない。

秋華賞はクラシックレースではないが、ヴィルシーナのように3歳3冠レースですべて2着に敗れた馬は、過去に2頭いる。一頭は牝馬のタカハタ。1952年の皐月賞、ダービー、そして当時は秋に行われていたオークスで、いずれも2着に敗れた。

そして、もう一頭はよく知られているようにカツラシユウホウ。1958年の牡馬クラシックでは、タイセイホープ、ダイゴホマレ、コマヒカリの順に敗れて無冠に終わった。その着差は、それぞれクビ、ハナ、半馬身でしかない。特にダービーでは、直線でダイゴホマレと壮絶な競り合いを演じ、いったんはクビほど前に出ながら、最後の最後に差し返されれるという歴史に残る惜敗だった。

だが、負けた相手には次のレースで必ず雪辱したことはカツラシユウホウの名誉のために特記しておきたい。それでも、いつも別な馬が前にいた。菊花賞のコマヒカリにも、翌年春の天皇賞で先着してみせたのに、勝ちはクビ差でトサオーに譲っている。

負けた相手への雪辱の気持ちなら、ヴィルシーナ陣営とて負けてはいまい。まずはレインボーダリアへの雪辱を果たし、来るべきジェンティルドンナとの再戦には「GⅠ馬」として臨みたいはず。明日のレースに注目したい。

 

 

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