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2013年4月26日 (金)

馬単と牛タン

「ウマタンってのは、馬のタン(舌)のことか?」

Ooi  

大井のパドックでそう聞いてきたのは、初めて競馬場にやってきた知人。「ここはウマタンにするか……」。隣に立つベテランたちの、そんな会話が聞こえてきたのであろう。もちろん、競馬場で「ウマタン」と言えば、馬の舌ではなく「馬番連勝単式」の略称。でも、そんなことを考えてたら、なにやら牛タンが食べたくなってきた。

Don  

この開催では仙台牛タンのお店が臨時出店している。実は一昨日「牛タン丼(\900)」を試してみたのだが、仙台牛タンとはまるで異なる薄切りの牛タン3切れがご飯に乗った代物が出てきて、たいそうがっかりした。ご飯にタレもかかっていない。仙台牛タンは、やはり厚切りされた牛タンの柔らかさと、その厚みの割にサクッと心地よくかみ切れる歯触りを楽しむものであろう。大量の肉汁が口の中にあふれ出る愉悦を楽しめるのも、肉厚だからこそである。

なので今宵は「塩タン串(\500)」にした。松屋の牛めし(\380)と組み合わせても、牛タン丼より安い。

Kushi  

ところが、このタン串がたいそう硬いのである。5日前に焼いたまま放置しておいたのかと思うほど。まるで歯が立たない。本場馬入場を横目に見ながら食べ始めたのに、レース発走までに食べ終えることができないのだから推して知るべし。顎の鍛錬にはもってこいだが、知らぬ人がこれを「仙台牛タン」だと信じて食べているかもしれないと思うと、ちょっと心が痛む。

Mise  

ただし、仙台牛タンが比較的高価なメニューであることは理解して欲しい。なにせ牛一頭から舌は一本しか取れない。しかも、実際に焼きタンとして調理されるのはタン内部の柔らかい部分だけで、硬い先端部分などはテールスープや煮込みに使われる。さらに下味を付けてから数日間寝かせる必要があるなど、手間もかかる。むろん、そのぶん美味い。本物は……ということだが。

馬タンというのは食べたことがないが、巷では広く食べられているようだ。だけど、普段からハミを越してベロベロ遊んでいる馬の舌を見慣れているせいか、あれを食べようという気はおきませんね。食べるよりは、ぐぐっと縛り付けてやりたい衝動に駆られる。そういえば、あさっての天皇賞に出走するトーセンラーは舌を縛って出走するそうだ。こうすることによって、ハミ受けが良くなり、自在性が増す。これは勝負気配であろうか?

大井の牛タンに話を戻す。そもそも、横浜ナンバーの車が「仙台名物」と銘打って販売している姿は興醒めも甚だしい。 先日の「浪江焼きそば」は練馬ナンバーだった。どうせやるなら、本物を呼んで欲しい。

Number  

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