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2013年4月14日 (日)

ローエングリンのダービー

混戦が伝えられていた皐月賞は、昨年の2歳チャンプ・ロゴタイプが1番人気に応えて完勝。父・ローエングリンが除外の憂き目にあった皐月賞のその憂さを、父に成り代わって子が晴らしてみせた。

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ミルコ・デムーロ騎手は、渡辺正人、岡部幸雄、武豊に並ぶ皐月賞3勝目。短期免許の期間が過ぎる日本ダービーでは、弟のクリスチャン・デムーロがロゴタイプの手綱を取ることがすでに決まっている。気になるのは400mの距離延長。ミルコは「折り合いがつくので大丈夫」と太鼓判を押した。あとはやはり「運」ということになるのだろうか。

「運」ということで言えば、父のローエングリンは実に運がなかった。皐月賞では2/7の抽選に外れて除外。その後賞金を追加して臨んだ日本ダービーでも、同賞金の4頭と3つの出走枠を争う抽選に、あろうことか敗れてしまう。「ダービーは運」。競馬の格言は重い。皐月賞とダービーの代わりに走った若草Sと駒草賞での勝ちっぷりを見て、抽選除外というシステムの理不尽さを思ったのは、ひとり私のみではあるまい。

ちなみにローエングリン除外のおかげで、この年のダービーでハナを切ったのは、田中剛騎手のサンヴァレー。言うまでもなくロゴタイプの調教師である。騎手時代の田中剛騎手は、2度のダービー騎乗経験を持つ。1986年のカツタイフウオーは、23頭立ての22番人気で20着。そして2002年のサンヴァレーは18頭立て18番人気の18着だった。

ローエングリンの不運も、田中剛調教師の騎手当時のホロ苦い思い出も、ロゴタイプの傑出したスピードとデムーロ兄弟の手綱さばきが掻き消してくれるのだろうか。オールドファンにとっても楽しみの広がるダービーになりそうだ。

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