« 年度代表馬ラブミーチャン | トップページ | 日本人の幸せ »

2013年4月11日 (木)

星旗の一族

大井1レースは3歳馬による1200m戦。勝ったコットンリリーは、ゴールドシップの活躍ですっかり名が知れ渡った出口牧場の生産馬だ。

1r 

単勝2380円の伏兵である。笠松から大井に移籍して4戦は1400mと1600mばかりを使われて結果が出なかったのだが、1200mに舞台を移した途端、強烈な末脚を繰り出してみせた。ひょっとしたら、芝1200mで日本レコードを叩き出した祖母サクラミライの血が覚醒したのだろうか。

サクラミライからさらに母系を遡れば、1931年に輸入された星旗にたどり着く。日本で80年以上も育ってきた由緒あるファミリーのひとつ。クモハタ、ハクチカラといったダービー馬を筆頭に、数多くのクラシックホースや天皇賞馬を輩出してきた。

その星旗から、クレオパトラトマス(月城)→梅城→風玲→アイアンルビー→トクノエイティー→パストラリズム→ポイントフラッグと牝系を下れば、なんとゴールドシップの母の名前が登場する。大井1レースで穴を空けたコットンリリーは、春の天皇賞で本命が予想される昨年のクラシック2冠馬と遠い遠い親戚であった。同じ一族として、天皇賞の露払いを務めてみせたのかもしれない。

あちこちに枝分かれした星旗の牝系が、80年の歳月を経て、繁殖牝馬約10頭という小さな牧場で再会を果たし、同じ放牧地で青草を食んでいるのだと思うと、どことなく微笑ましくなってきやしないか。しかもその産駒たちが、それなりに活躍しているのだから凄い。そういえば、先週の春雷Sを勝ったポインズンブラックも出口牧場の生産馬。天皇賞に向けて、牧場の気運も上がっているように見える。

月旗の娘・クレオパトラトマスは、3歳の春にして天皇賞の前身である帝室御賞典を勝った女傑。クモハタは、カツフジ、ニューフォード、ヤシマドオター、ハタカゼ、ミツハタク、クインナルビー、メイジヒカリといった天皇賞馬の父となり、ハクチカラは自身が天皇賞を勝った。天皇賞と縁の深い一族の血の後押しを受け、ゴールドシップはいったいどんな競馬を見せてくれるのだろう。コットンリリーの快走で、早くも気持ちが2週間後に向いてしまった。

Goldship

|

« 年度代表馬ラブミーチャン | トップページ | 日本人の幸せ »

競馬」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 年度代表馬ラブミーチャン | トップページ | 日本人の幸せ »