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2013年3月21日 (木)

56歳と57歳のワンツー

Ouka  

南関東にクラシック開幕を告げる桜花賞は、2番人気のイチリュウが1番枠から逃げの手に打って出て、そのまま2着に2馬身半差をつけて逃げ切ってしまった。

これまで7戦してハナを切ったのは今回が初めて。管理する内田勝義調教師も「まさか逃げるとは」と呆気に取られた。前走ユングフラウ賞は、4角8番手という競馬をした馬である。だが鞍上の的場文男騎手は「包まれるのは嫌だから逃げた」と意に介さない。1番枠からの逃げ切りと言えば、昨年のコテキタイもそう。浦和1600の典型的なレースと言えばそれまでだが、「外枠を引いた時点でもうおしまい」というクラシックでは若干興醒めの部分もある。

せっかく1500mのコースを新設したのだから、そこを使うことも検討してみてはどうか。フルゲートの頭数が増えるだけでなく、残る牝馬の2冠、1800mの東京プリンセス賞と2100mの関東オークス3冠との距離差が300mで揃う。決して不都合にはなるまい。

2着はイチリュウの逃げを2番手から追いかけたアステールネオ。石崎隆之騎手の手綱であった。両ベテランのワンツーフィニッシュに、痺れたファンも少なくなかろう。2010年の大井記念(石崎・セレン→的場ボンネビルレコード)以来3年ぶり。的場→石崎の順にまでこだわると、2008年の報知グランプリカップ(ブルーローレンス→アートルマン)以来5年ぶりの出来事となる。

いやそれよりも、56歳と57歳の重賞レースでのワンツーフィニッシュなんて、この二人にしか為し得ない大記録ではあるまいか。いちおう日本記録と世界記録も確認しておくべきだと思うのだが、なぜか我が国には記録管理機関がなぜか存在しない。ここで再び興醒めに陥る。

それにしてもカイカヨソウの敗戦はどうしたことか。3着とはいえ、単勝オッズ110円で、勝ち馬から1秒5も離されたのだから、やはりこれは「惨敗」であろう。

先月中旬、気象協会はさいたま市の「開花予想」を3月26日と発表。その翌週に行われた厳寒のユングフラウ賞をカイカヨソウが圧勝した。この時点では、今年は「寒い冬」だったのである。

ところが、あれから1か月足らずで一気に本格的な春がやってきてしまった。今日の浦和競馬場のソメイヨシノは、開花どころか八分咲き。あまりの暖かさに、芝生で昼寝する客が大勢いたほどだ。開花予想の大ハズレに歩調を合わせるかのように、カイカヨソウも体調に変調をきたしてしまったのかもしれない。牝馬は難しい。

Kaika

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