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2013年3月15日 (金)

ダートグレードにGⅡは必要か

Furi_2  

「ダイオライト記念(3月13日(水))の1着賞金を4000万円から3200万円に減額」

ダイオライト記念前日の12日になって、突然このようなニュースが流れた。しかも、よりによって「2013年のダートグレードレースの賞金と日程が決定」という見出しで報じられたものだから、あたかも「前日になって急遽決まった」ような印象を抱かせたわけだが、この賞金減額は1年以上前に既に発表されていたもの。なぜわざわざこのタイミングで再度発表したのか。理解に苦しむ。

それにしてもJpnⅡ(以下「G」表記)の1着賞金が3200万円である。船橋競馬の窮状を知らぬ身ではないから、安易に嘆くわけにもいかないが、同じダートグレードレースのレパードS(GⅢ)の1着賞金が4000万円であることを考えれば、格上なのに800万円も賞金が低いことをいったいどう説明すれば良いのか。こちらの方も理解に苦しむ。

「ダートグレード競走はあくまで目的や重要性に応じてそれぞれⅠ、Ⅱ、Ⅲの3段階に区分される」というのがダートグレード委員会の言い分だが、目的や重要性を比較しやすいよう数値化した指標が賞金である。以前は格付が上がると、それに見合う分だけ賞金を増額していたはずなのに、賞金だけを減らして格付けはそのままという流れが常態化して久しい。

もともと、ダートグレード競走の賞金は、原則としてJRAと地方側が折半していた。だが、近年ではJRAの負担率が低下している。

長引く売上の低迷。さらに東日本大震災の影響。自前のレースの賞金さえ削らざるを得ないJRAにしてみれば、ダート重賞競走協力金の削減は当然の選択であろう。地方側がその減額分を賄えぬなら、賞金そのものを削るしかない。だが、それに伴う格付の見直しが行われぬ現状は、多少なりとも奇異に映る。

ダートグレードのGⅠレース過多については既にあちこちで言われているが、「GⅡを減らせ」という声はあまり聞かない。なぜだろうか。そもそもGⅠでなければ、GⅡだろうがGⅢだろうが、見ている側はさほど気にしていないようにも思える。

ダイオライト記念や名古屋グランプリがGⅡである必然性は何なのか? 最近はそんなことを思うようになった。主催者が将来のGⅠ格付を目指して何らかの努力を講じているならまだしも、一部の関係者の思い入れや、自己満足のための格付なら、そんなものやめてしまった方が良い。

思い切った降格と賞金体系の見直しは急務であろう。私個人は「GⅠとそれ以外」であったとしてもさほどの違和感は感じない。同じ3歳限定のGⅠジャパンダートダービーとGⅢレパードSの賞金差が、もはやほとんど無いという事実の方に、むしろ大きな違和感を覚えるのである。

Hokuto

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