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2013年3月22日 (金)

二刀流

Agu  

近代競馬は距離によるカテゴリごとにチャンピオンを決めるのが主流。チャンピオンスプリンターが、そのままトップステイヤーにも君臨するということは、まずあり得ない。

だが、芝とダートの垣根はかつてほど高くはない。近年ではアグネスデジタルやクロフネが芝・ダート二刀流の代表格。アグネスデジタルは芝もダートも国内も国外をも問わずGⅠを勝ちまくり、クロフネはNHKマイルCを1分33秒0で快勝したその半年後に、ダートの武蔵野Sを1分33秒3で独走してみせた。

ダートで8勝のシルクフォーチュンが芝のスプリントGⅠ・高松宮記念に出走する。1200~1400mの重賞で3勝の実績は決して見劣るものではないが、いかんせん芝では未勝利。馬券を買うにしても飛びつきにくい。

だが、彼がダート戦で見せる切れ味は芝のそれを思わせるものがある。彼自身34秒台の上がりを記録すること8度。特に2010年の出石特別では、時計のかかる良馬場にも関わらず34秒1という異次元の豪脚を披露して1着ゴールを果たした。「芝ならどれだけ切れるだろうか」。あのレースを見れば、誰だってそんな想像を巡らせてしまうはずだ。

芝での初勝利が古馬重賞というケースはさすがに少ないが、それでもスリープレスナイトのCBC賞やサンアディユのアイビスサマーダッシュなど、過去に例がないわけではない。しかも、これらはいずれもスプリント戦ではないか。それを思えば、シルクフォーチュンの末脚が芝で爆発したとしても、決して驚く必要はないような気がしてきた。

来週、ペナントレース開幕を迎えるするプロ野球界では、日本ハムファイターズ大谷選手の「二刀流」が大きな話題となっている。投手と野手の二刀流に比べれば、芝とダートの二刀流の方が容易かろう。むしろ現代のチャンピオンホースは、芝・ダートの両方をこなすことが理想とされている。果たしてシルクフォーチュンの二刀流開眼なるか。注目したい。

Silk

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コメント

こんばんは。京王杯、芝の猛者を相手に掲示板はびっくりでした。プロキオンの目の醒める末脚が印象に鮮烈です。

投稿: ステレオタイプ | 2013年5月14日 (火) 22時17分

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