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2013年3月 6日 (水)

「フジノウェーブ記念」

Fuji1  

第4回・東京スプリング盃は11歳馬フジノウェーブが直線で力強く抜け出して、このレース4連覇を果たした。

第4回で4連覇ということは、このレースは創設以来フジノウェーブしか勝っていないということになる。フジノウェーブにしても、2010年に行われた第1回を勝って以来、この東京スプリング盃しか勝っていない。個々のレースと馬の相性という点において、これ以上の親和性があるだろうか。

逆に言えば、1200mでは微妙に短く、1600mが微妙に長いフジノウェーブの距離適性の現れでもある。フジノウェーブにしてみれば、どうして大井1400mに交流重賞がないのか?と言いたくなるであろう。この東京スプリング盃は、来月行われる交流重賞「東京スプリント(1200m・JpnⅢ)」の前哨戦と位置づけられているのに、本番のほうが距離が短いというのは、フジノウェーブにとって到底納得のいくものではあるまい。秋には東京盃(大井1200m・JpnⅡ)もある。「どっちかを200m伸ばしてくれ!」というフジノウェーブの声が聞こえてきそうだ。

ともあれ、これが通算の23勝目。うち13勝をマークして、今日の手綱も取った神本訓史騎手は、「いちばん思い出に残る馬。動物を超えてパートナーです。頭が下がる」と最大級の賛辞を送った。同期のダービー馬はディープインパクトと聞けば、たしかに頭の下がる思いがする。しかも最近では、その白い馬体に磨きがかかって、神々しささえ感じるようになってきた。無事引退の暁は、種牡馬や誘導馬ではなく、神馬(しんめ)への道を歩むような気さえする。

まあ、神馬云々は冗談にしても、地方所属馬として初めてJBCを勝ったその実績を鑑みれば、東京スプリング盃を「フジノウェーブ記念」に変更することも検討すべきではないか。仮にそうなれば、「東京スプリング盃」という重賞レースはフジノウェーブだけしか勝つことがないまま、歴史に刻み込まれることとなる。そういう重賞がひとつくらいあってもいい。

Fuji2

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