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2013年3月 5日 (火)

日本サラブレッドの美しさ

Robroy  

昨日もチラッと書いたベストターンドアウト賞の話。

"Best turned out" とは「もっとも見栄えが良い」という意味。すなわち、そのレースの出走馬の中で、もっとも手入れが行き届き、見栄えのする馬に与えられる賞で、実際に受賞するのはその担当厩務員ということになる。英国では古くからある賞で、現在では欧米を中心に多くの国で行われている。

2005年のインターナショナルSに出走したゼンノロブロイ(川越厩務員)を皮切りに、08年のブリーダーズカップクラシックのカジノドライヴ(前田厩務員)、09年のUAE1000ギニーのアースリヴィング(坂田厩務員)、そして昨年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSのディープブリランテ(貝沢厩務員)らが受賞を果たしている。

中でもゼンノロブロイとディープブリランテは、本場英国での受賞ということで期を画する。これは決してオマケの賞などではない。手入れ、トリミング、そして躾の具合も評価対象となる。「日本人は馬のような猛獣に乗っている」と揶揄されてから一世紀半。日本のサラブレッドの美しさが認められたことの意義は小さくない。

藤澤厩舎では、調教後に1時間余りをかけて馬体を洗い、ブラシをかけ、蹄を手入れするが、午後にも入念なブラッシングを施すそうだ。特に気を使うのはブラシの当たり。強すぎず、弱すぎず。この感覚は経験で身につけるほかはない。

ブリーダーズカップのカジノドライブも同じだった。一時間以上をかけてたてがみをすいたあと、レース直前まで、櫛とナイフで修正を続けたという。こうした馬体の手入れには、藤澤調教師自ら細かな指示を出すことも多い。師は「馬は文句が言えないからね」と言う。

ちなみに、インターナショナルSでゼンノロブロイが受賞した賞金は日本円で約3万5000円ほど。一方、数年前の船橋競馬場ナドアルシバカップで実施されたベストターンドアウト賞で、フリオーソ(クリス厩務員)が獲得した賞金は10万円だった。果たして日本ダービーの賞金はいかほどか。下衆な話だけど、気になる。

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