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2013年3月 3日 (日)

弥生賞は弥生賞

Kami  

注目の弥生賞を勝ったのは、朝日杯2着馬ではなく、無敗のラジオNIKKEI賞勝ち馬でもなく、桜花賞馬の弟でもなく、前走で平場の500万条件戦を勝ち上がったばかりの6番人気・カミノタサハラであった。

500万を勝ってから弥生賞を制したのは2000年のフサイチゼノン以来だそうだが、カミノタサハラのように500万の平場戦に限れば、グレード制導入以来例がない。稀にこういう下剋上が起きるのも、競馬の怖さである。

ただ、もともと全兄に現オープンのボレアス、マウントシャスタを持つ良血馬である。デビューから3戦を消化し、そのすべて最速の上がりを記録していたことも見逃せない。デビュー戦の上がり33秒5は、東京芝2000mの新馬戦としては史上最速タイの上がり時計。唯一敗戦(3着)を喫したホープフルSにしても、内を通った先行勢が上位を占めた中で、後方から大外を追い込んで負けたものだった。その脚質から東京向きと思えたが、今日の内田博幸騎手は4角手前からビシビシと鞭を連打して、長く良い脚を使ってみせたのだから恐れ入る。

とはいえ、今日の弥生賞は、あくまで弥生賞として見るべきかもしれない。

もともと堅いレースとして知られる弥生賞である。それが荒れたのだから、クラシック前哨戦としての価値を測るにも、それなりの注意を払う必要があろう。

グレード制が導入されてからの25年間で1~3番人気の馬が負けたことは5回あるが、その5回の弥生賞に出走していた計57頭の中に、クラシックレースを制した馬は皆無なのである。

 1987年 サクラスターオー 6番人気
 1992年 アサカリジェント 6番人気
 1994年 サクラエイコウオー 4番人気
 2002年 バランスオブゲーム 4番人気
 2012年 コスモオオゾラ 9番人気

上記の弥生賞で1番人気に推された馬は、古い方から順に、ホクトヘリオス、ヤマニンミラクル、ナムラコクオー、ヤマノブリザード、アダムスピークの5頭。

これらがいずれも朝日杯2着馬か、もしくはラジオたんぱ賞(現・ラジオNIKKEI賞)の勝ち馬であることは、今日のレースのトライアルとしての位置付けを示唆してやいないか。いくら目標が先であることを強調しても、コディーノもエピファネイアも完敗だったことには違いない。

ようやくこの世代からディープインパクト産駒の重賞ウイナーが登場したとはいえ、今年の皐月賞を展望できるようになるのは、もっと先になりそうだ。

Deep  

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