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2013年2月 9日 (土)

孝行娘

Queen  

1着馬から首、首、同着という混戦のクイーンカップを制したのは、4番人気のウキヨノカゼ。短期免許で来日中のビュイック騎手にとっては、JRAでの初重賞制覇となる。昨年、欧州でGⅠを9勝も挙げた若き名手も、さすがに嬉しかったのか、GⅠばりのガッツポーズでファンの声援に応えた。

2006年に騎手免許をしたばかりの24歳。ブレイクのきっかけは、ダーレミの手綱を取った2010年のドバイシーマクラシックだった。ブエナビスタをハナ差退けて優勝を果たしたシーンは、我ら日本人にはまだ記憶に新しい。これをきっかけにスターダムへとのし上がった彼は、昨年の英国リーディング3位。賞金ランキングでは堂々の1位に輝いた。今回の短期免許期間は弥生賞まで残されているから、まだまだ活躍が見込めそうだ。

「初重賞」ということでは、管理する菊沢隆徳調教師は平地重賞初勝利。そして、ウキヨノカゼの父オンファイアにとっても、これが初めての重賞タイトルとなった。皆様、おめでとうございます。

2歳時には「全兄のディープインパクト以上」という評判すら立ったオンファイアだが、未勝利戦の1勝のみでの引退を強いられた。種牡馬となってからも「ディープインパクトとは比べものにならない低価格の種付料」をウリに頑張っているけど、思うように産駒成績は上がっていない。この勝利を浮上のきっかけにしたいところだ。

ところで、現3歳世代の牝馬の重賞勝ち馬はウキヨノカゼが6頭目となるが、種牡馬で見ると、ある異変(と言うほどでもないけど)に気付く。「ディープインパクト」「キングカメハメハ」「ステイゴールド」「シンボリクリスエス」の、いわゆる“種牡馬四天王”の名前がないのだ。

 クロフネ(ストークアンドレイ・函館2歳S)
 ハーツクライ(コレクターアイテム・アルテミスS)
 ケイムホーム(サウンドリアーナ・ファンタジーS)
 ウォーエンブレム(ローブティサージュ・阪神JF)
 ロサード(クラウンロゼ・フェアリーS)
 オンファイア(ウキヨノカゼ・クイーンC)

昨年の種牡馬ランキングでベストテン入りしているのは、5位のクロフネと9位のハーツクライの2頭のみ。ケイムホーム39位。ウォーエンブレム50位。オンファイア80位。ロサードに至っては208位という有様である。

紅梅Sを勝ったレッドオーヴァルのようにディープ産駒の有力馬もいるにはいるけど、一部のスタリオン関係者の中には、今年の牝馬クラシックに特別な期待をかけている方もいらっしゃるのではあるまいか。ワタシそういうのは嫌いではない。桜花賞、オークスで孝行娘の誕生というシーンを久しぶりに見てみたい気がする。

             【オンファイア】

Onfire

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