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2013年2月21日 (木)

あわや?の雲取賞

準重賞'13雲取賞は各馬一団となって直線。外からブラックワードが先頭に並びかけるが、ここで人気のアウトジェネラルが抜け出して、一気に後続を突き放した。これは強い!!……と思ったその瞬間、視界の右から左に向かって黒いものが飛び出してきた。

Cat 

「ああっ! 猫だっ!」

どこからともなく叫び声が響き渡る。とはいえ、猫は急には止まれない。迫りくる馬群。果たして猫の運命は……?

Cat2  

結果、アウトジェネラルは後続に4馬身差をつけて1着ゴール。間一髪で激突を避けた猫は、馬の向こうを駆けて内馬場へと消えていった。写真で見る限り、この猫はいつも内馬場をウロウロしているやつですな。

こういうのは見ている角度に影響するので、実はものすごく離れていたのかも……と思いつつ、さっき nankankeiba.com のレースリプレイを見てみたのだけど、案外ヤバいことになってますね。先日、地球に異常接近した小惑星ばりのニアミス。もしものことがあったら、レース不成立なんてことまであったのだろうか。

猫ではないが、レース中にトラクターが乱入した笠松の例が記憶に新しい。むろんレースは不成立。ほかにも調べた限りで、これだけの不成立事故があった。馬と競走してみたいと思う猫が、いつコースに飛び出してきてもおかしくない。原則、猫はコースへの出入りが自由なのである。

 1970年11月27日 福山10R 空馬の暴走
 1974年 1月30日 園田 8R ゲート故障
 1977年 7月16日 園田 6R 空馬の暴走
 1983年11月14日 川崎 5R ゲート故障
 1984年 3月25日 宇都宮8R 馬場整備トラクターの誤進入
 1985年12月 6日 園田 7R 暴力団組員乱入
 1990年 4月 8日 大井 6R 空馬の暴走
 1993年 8月12日 園田 8R ゲート牽引車の故障
 1994年12月 2日 浦和10R 空馬の暴走
 1998年 7月12日 益田 2R 空馬の暴走
 1998年10月18日 高崎 6R ゲート牽引車の故障
 1999年12月21日 金沢 9R 散水車の誤進入
 2008年 4月 6日 高知 8R 故障転倒馬を収容できず
 2011年 1月 8日 笠松 3R 馬場整備トラクターの誤進入

実際に激突の惨事が起きてしまったこともある。今から30年前のJRA中京競馬場での出来事。しかも激突したのは猫でもトラクターでもなく、人間のしかも子供だった。

1983年1月30日の中京4日目2R(4歳未勝利ダート1000m)。内馬場で遊んでいた3歳の子供がダートコースに飛び出し、レース中の馬と激突してしまったのである。はねたクリヤーランサーは2着でゴール。はねられた子供は一時意識不明の重体に陥った。驚くことに、接触事故自体は競走結果に影響を及ぼすものではなかったとして、そのままレースは確定している。今ではちょっと考えにくい。

ちなみに同じ中京競馬場では、1981年6月14日でもファンがコースに出て、約600mにわたって馬と一緒にコースを走るという事故が起きている。

馬と競走してみたいと思うのは人間も猫も同じなのかもしれない。「比べる図鑑(小学館)」によると、猫が走る速度は時速47キロであるのに対し、馬のそれは約68キロ。それならとても勝負にはなるまいが、上がりの1ハロンに14秒かかっている大井の場合で計算すると時速約51キロという計算になる。案外いい勝負になりそうだ。

一瞬ヒヤリとした戸崎騎手も鞍を外して安堵の表情(なのか?) ともあれ、アウトジェネラルは強かった。仕上がり途上と聞いていたけど、さすがはカネヒキリの甥ですね。

Tosaki  

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