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2013年1月 5日 (土)

一年の計とは

Ji8  

いかに競馬ファンとはいえ、私のように元日から川崎競馬場に入り浸っているような人間は少数派であろうから、多くのファンにとっての新年は金杯で明けることとなる。

「金杯で乾杯」の格言通り、金杯当日の競馬場はさながらファンや関係者同士の新年会の風情。さらに今年は有馬記念からまるまる2週間が空いたこともあって、久しぶりに「金杯は満杯」の格言も復活した。中山競馬場の入場者数は昨年末のGⅠ・朝日杯フューチュリティS当日の3万6870人をはるかに凌ぐ5万1929人。昨年の金杯当日3万8518人をも大きく上回る大盛況である。

「中山は遠いし、混んでるから」という不届きな理由で有馬記念に顔を出さぬことさえある私でも、年の初めの金杯には必ず顔を出す。新年の挨拶を欠かすとその一年を通して疎外されそうな不安に苛まれるだけでなく、元日から4日も続けて川崎に入り浸っていると、そろそろJRAの競馬場に行かないとダメになるような気がしてならない。

金杯の中山競馬場に赴くにあたっては、新品の赤ペンを携行することを常とする。散々な成績に終わった前年の厄払いというつもりではないが、やはりどこかで気持ちを新たにする節目を作りたいのであろう。それにはこの金杯の日をおいてほかにあるまい。真新しい赤ペンでマークした新年最初の中山1レースは、惜しくも1着&3着。赤ペンが変わったくらいで私の馬券下手が治ることはない。

ところで、金杯に関する格言として、「一年の計は元旦にあり」という諺をもじって「一年の計は金杯にあり」という言葉を使う人がいる。おそらく「一年の計は元旦にあり」という言葉の意味を「何事も最初が肝心」と誤解してしまい、「金杯を当てて良いスタートを切ることが大事」と言いたいのだろうが、これは誤用も甚だしい。

「一年の計は元旦にあり」の語源は、中国の「月令広義」に書かれた「一日之計在晨、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」の部分で、物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが肝要であり、一年の計画は年の初めである元旦に立てるべきであるという意味である。

「一年の計画を金杯で立てる」となると、それはいったいどういうことか?

「金杯ハズれちゃったから、今年は馬券を買う額を控えよう」

というのなら、まだ分かるような気がするが、

「今年はずっとヨコテンを追いかけるぞ!」

とか

「今年は馬連6−11を買い続けよう!」

などとなってしまったら、その一年の破綻はもう見えている。金杯で一年の計画を立てることなど、しょせん無理。私の個人的感覚では、金杯でほどよい敗北を喫した年の方が、年間トータルでは好成績を収めてきたような気がするのだが、果たしてどうだろうか?

Uiv  

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