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2013年1月25日 (金)

串勝

Kushi1  

大学センター試験も終わり、いよいよ受験シーズンも本番に突入。試験や勝負ごとに挑むに際し、ゲンを担いでステーキとトンカツを一緒に食べるような人も、最近はずいぶん減ったと聞く。「試験の直前になって、消化の悪い肉とか油とかを摂るのは逆効果」と、冷静に答える受験生がTV画面に映し出されていた。ま、そう言われりゃそうなんだろうけど、なんか寂しい気もしますな。

むろんこれは「テキにカツ」という語呂合わせに基づくもの。だが、そもそも「テキ」とか「ビフテキ」という言葉はもはや死語に近い。周囲を見る限りでは、「カツ」の方だけがゲン担ぎメシとして生き残っているように見える。勝負事の最前線でもある競馬場においても「カツ丼」や「カツカレー」といったメニューは、今も昔も変わらぬ人気メニュー。ファンであれ馬主であれ、藁にすがってでも「勝ちたい」という気持ちに変わりはない。

競馬場の人気カツレシピとしては「串カツ」も忘れてはならない。片手で歩きながら食べられるその形態は、新聞や赤ペンを片手に食べるのに便利で、しかも生ビールのおつまみにもうってつけなのである。豚肉の濃厚な旨味がビールの苦みに調和するだけでなく、カリッと揚がった衣の香ばしさやネギの香りはホップの香りととても相性が良い。

食肉を用いた串焼きとしては、サテー(インドネシア)やシシカバブ(トルコ)、そして日本の焼き鳥など世界各国に広くみられる。だが、串に刺した肉にパン粉をまぶして揚げる料理というのは、世界的にもほとんど類を見ない。日本の競馬ファンは、世界の料理研究者も注目するほどの素晴らしい味覚と嗜好を兼ね備えているということになる。

そんな嗜好の象徴たるメニューを先日の大井競馬場に見つけた。おにぎりでお馴染み『おに平』さんの「串勝カレー」(500円)。

どこにでもあるカツカレーのカツを敢えて串カツにした一品のチャームポイントは、やはりカツの端からちょこんと飛び出した串であろう。フォークを使うことなく、串をつまんでカツを食べることができる優れものである。カリッと揚がった歯応えに、ソース、マスタード、そしてカレーの3つの味の調和がまた楽しい。

カツを食べたぐらいで勝負ごとに勝てるとは、おそらく誰も思ってはいないだろう。みんな美味いから食べているのである。明日は今年最初の東京競馬。『梅屋』でカツ丼をかき込んでからレースに臨むことにしようか。

Kushi2  

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