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2013年1月12日 (土)

おかわりや@西船

Buri1

1月5日の「小寒」から「節分」までの今の時季はいわゆる「寒の内」。屋外での競馬観戦が、一年のうちで最も辛いシーズンということになる。特にスタンドに日差しが遮られる午後の中山競馬場の寒さは筆舌に尽くし難く、「ガラス張りのスタンドは臨場感に欠ける」という意見には概ね賛成なつもりなのだけど、この時期ガラスの外には一歩も出たいとは思わない。

寒い!

一方で寒さゆえの楽しみも。京成西船駅近くの食堂『おかわりや』(※注:日曜定休)は、この時季になると寒ブリを使ったメニューが登場する。ブリ刺定食は大きめに切られた刺身が8切れに小鉢と茶碗蒸しまでついて、なんと850円。

安い!!

寒海苔、寒サバ、寒卵……等々。寒さが厳しくになるにつれて滋味が深まる食材はいくつもあるが、中でも寒ブリはその筆頭格であろう。淡いピンク色の身を口に運べば脂の上品な甘みが口の中に広がり、引き締まった身の歯応えとなるともはや言葉に表し難い。心身ならびに懐まで寒くなりかけた競馬場に、メインを待たずして見切りをつけたのは大正解だった。寒さに震えるよりも、美味さに震える方がよほど楽しい。

厳寒期は競馬の開催をやめるべきだという意見がある。客が入らぬ上、事故の危険性が高まるというのがその理由だ。実際、私もオフシーズン導入論に同調しかけたこともあった。

だが最近では、寒いから競馬場に行きたくないという人は行かなければよいのだし、故障が怖いから馬を走らせたくないという陣営には休ませるという選択肢も用意されているという中にあって、これだけの競馬が行われているんだからそれはそれでいいじゃん というラディカルな思想に辿り着きつつある。寒さに負けじと走る人馬に声援を送るもよし。寒さから逃れるように西船の食堂の寒ブリに走るのもよし。敢えて終日寒中に立ち、精神鍛錬に挑むのもまたよかろう。寒の内といえば食べ物のみならず、寒稽古、寒参り、寒念仏……等々、鍛錬の季節でもある。

Buri2

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