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2012年12月15日 (土)

きよみ@築地

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中山メインのディセンバーSは3歳馬ベールドインパクトが1番人気に応えた。

芝1800mのオープン特別というありきたりのレースの割に案外メジャーな地位を保っているのは、サイレントプライドやショウワモダンのようなマイラーが勝つ年もあれば、トウショウシロッコやケイアイドウソジンのような明らかなステイヤータイプの馬が勝つこともある、いわば距離適性の“潮目”的なレースゆえのことであろう。勝ったベールドインパクトは明らかに後者。ジョッキーも「距離が短かった」と苦笑いだったけど、菊花賞の3000mからいきなり距離が半分近くに短縮されれば、そりゃ馬だって慌てますよね。

さて、今日の中山入りは午後からで良いということだったので、途中ふらっと築地に立ち寄り、場外の食堂『きよみ』にて早めの昼飯を済ませてきた。塩サバと中落ち、小鉢、漬物、味噌汁にどんぶり一杯の白飯で920円。中落ちも最近では高級品だから、この値段とボリュームは有難い。

皮身もスジ身も何でもかんでも叩き込んだものを「中落ち」と称して売っていたりする昨今は、「えっ? これが中落ちなの?」と驚く人もいるようだが、これこそが中落ち。ただし、鮮魚店を営んでいた私の祖父は、三枚におろしたカツオの骨付きの部分を甘辛く煮たものを「中落ち」と呼び、マグロには「中落ち」という言葉を使わなかったように思う。そもそも中落ちは商品として流通するようなものではなかった。

ともあれ、スプーンでこそぎ取った独特の形をした身は、赤身ゆえのきっぱりした美味しさと、微妙な歯ごたえの妙が楽しめる。「中落ちは脂がのってうまい」と言ったりするタレントもいたりして困るが、人間であれマグロであれ脂というのは皮膚の直下にもっとも溜まるもので、身体の中心部に向かうにつれ脂分は少なくなる。赤身中の赤身の味わいをぞんぶんに堪能したい。

Kiyo  

【2013/3/15追記】

『きよみ』はお昼の営業を休止したとのことです。ご注意ください。

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