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2012年11月28日 (水)

誕生日の餃子

Ohkan  

SⅢ・勝島王冠は1番人気の指示を集めた3歳馬プーラヴィーダの完勝だった。

兵庫チャンピオンシップ3着、東京ダービー2着の実績があるとはいえ、古馬一線級と初対戦となるここは試金石に違いあるまい。だが、実際のレースは実に堂々としたものだった。直線では先に抜け出し、カキツバタロイヤルの追撃を受けて立つ圧巻の競馬である。

念願のタイトル獲得に祝福の声が鳴りやまぬウイナーズサークルに、もうひとつ祝福の声が上がった。なんとカメラマンのひとりが、今日37歳の誕生日を迎えたのだという。それはめでたい。するとただちにバースデー・パーティーが企図された。JRAや香港の関係者も含めて、駆け付けた参加者は総勢9名。会場は大森駅近くの『満福』である。

中華が選ばれたのは、主役のカメラマン氏が「餃子王子」の異名を誇り、業界ではちょっと知られた人物であるためだ。本場中国では祝い事の席に餃子は欠かせない。

次から次へと餃子の大皿が運ばれてくるその様は、壮観の一言に尽きる。テンションの上がったカメラマン氏は思わず「プーラヴィーダ!(最高だ!)」と叫んだ。37歳の誕生日をこんなに楽しく過ごせる人が果たしてどれだけいるだろうか? 私個人は久しく記憶にない。大勢の参加者と、数え切れぬほどの餃子に囲まれて満足そうなカメラマン氏の表情は、当分忘れることができぬであろう。

Gyoza2

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2012年11月25日 (日)

食堂の噂

Stand  

昼休みの食堂で、「岩田騎手体調不安説」がまことしやかに流れた。「馬を追うのも難儀しているらしい」というのである。

噂の出所など分からぬ。むろん信憑性など無きに等しい。だが、この手の噂は大レースになればなるほど増えるもの。不安説が出るのは有力馬たる所以だ。他にも「●●オーナーが帰りの飛行機を明日の朝の便に変更したらしいぞ」とか「×××××が今朝の飼い葉をまったく食べなかったらしい」とか、いかにもという噂が飛び交っている。今年最多となる11万7千の観衆を集めたジャパンカップだけあって、噂の飛び方も半端ではない。

それにしても気になるのは岩田騎手の調子である。言われてみれば昨日は8鞍に乗って馬券に絡むことができず、今日午前の2鞍も精彩を欠く。全国リーディング2位、今年GⅠ5勝を誇る騎手としては、確かにおかしいような気もする。

そう思いながら5レースの新馬戦を眺めてみれば、単勝1番人気に推されながらも中団からまるで動けずに7着に終わった。やはり何かしら事情があるのかもしれない。

そこで、恐る恐る岩田騎手を蹴飛ばしてみた。すると、8レースと10レースで労せずして3連単が的中するのである。さすがに9レースの490万馬券は取れなかったが、3着内率3割8分を誇る騎手を迷わず消せるというのは、馬券作戦上ラクなことこの上ない。

「これはジャパンカップも貰ったも同然ダゾ」とほくそ笑みながらパドックに降りれば、なんとジェンティルドンナの馬体重が14キロも減っているというではないか。

ガッハッハと笑ってジェンティルドンナは蹴飛ばし。それだけじゃ足りないと、勢い余ってオルフェーヴルまで消してベタベタと穴馬券を買い漁った結末が、その2頭の一騎打ちとは……。嗚呼。

件の噂の真偽は不明だが、根拠のない噂に振り回されることが、この上なくみっともないことは間違いあるまい。「流言止於知者」の故事が重くのしかかる。おのれの不甲斐なさにシクシク涙を流しつつ、来年のカレンダーの束を有り難く抱えて帰宅すれば、途方もない歳末感が押し寄せてきた。有馬記念を残すも、今年の古馬シーズンは実質的に終了。あとは余韻を楽しむばかりだ。

Jc

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