2024年1月 2日 (火)

★競馬茶論は引っ越しました★

~お知らせ~

競馬茶論 ~サロン・ド・ケイバ~ は2024年1月1日をもちまして引っ越しました。

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2024年1月2日

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2024年1月 1日 (月)

20年目の引っ越し

新年あけましておめでとうございます。

昨年は自分を含めて家族も引っ越しが相次いだ一年だった。自宅から荷物を運び出し、そこに新たに荷物を運び込む。その繰り返し。おかげで我が家には使用済みの段ボール箱と未使用の段ボール箱が入り混じって散らかっている。この正月の間に片付けなければなるまい。

それでも我が家の引っ越しなんてラクなもの。たとえば、昔々美浦トレセンが完成した時はたいへんだった。あれは1978年のこと。中山競馬場の厩舎関係者が約2300人。東京は約2200人。さらにJRA職員や獣医など約500人。総勢5千人がいっせいに美浦村へと居を移した。

当時の美浦村の人口は約8600人。どれほどのイベントであったかご想像いただけるだろう。むろん引っ越すのは人間だけではない。これに2200頭の馬が加わる。その引っ越しのための費用は5億円を要した。ちなみに、この年のダービーの1着賞金は5500万円である。

この引っ越しは最初から順調に進んだわけではない。

トレセンは中山競馬場まで79キロ、東京競馬場までは125キロの距離にある。これを問題視した馬主協会が、「世界でも例を見ない過酷な輸送を馬たちが強いられる」として移転に反発。厩務員組合の一部も「馬に負担をかけさせるべきではない」とこれに同調したことで、厩舎引っ越し問題は競馬界を揺るがす大騒動になった。

JRAは試験的な輸送を何度か行い、体重、心拍数、心電に著しい影響は見られなかったとする調査結果を提示したが、馬主協会は納得しない。それどころか競走馬の移動を禁止する仮処分を東京地裁に申請したのである。その背景には年間1兆円を超えたばかりの売り上げの賞金分配問題があったとされる。金絡みで馬が人質に取られるのは厩務員春闘と同じ。ともあれ引っ越し当日になっても、馬を連れて行くことができない。なので人間だけがまず美浦村に向かった。

両者の和解が成立したのは、引っ越し当日の午後3時半。その一報を受け急遽馬運車によるピストン輸送が始まった。この日最後の入厩馬の到着は深夜零時近くだったという。「馬が負担をかけさせるな!」と騒いだ末の顛末がこのザマでは、笑い話にもならない。

さて、トレセンほど大袈裟な話ではないが、諸事情これありでこのブログも引っ越しをすることにした。第1回の投稿は2005年9月の日本テレビ盃。「競馬サロン◇ケイバ茶論」から「競馬食堂」を経て「競馬茶論」の現在に至るまで、ずっとお世話になってきたココログさんには感謝の言葉もない。

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それでは今年もどうかよろしくお願いします。

 

 

***** 2024/1/1 *****

 

 

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2023年12月31日 (日)

2023年の大トリ

12月29日からの3日間は東京大賞典、東京シンデレラマイル、東京2歳優駿牝馬を撮り、紅白を視ながら年越しそばを食べる―――。かれこれ20年続く私の暮れの過ごし方。齢を重ねて頑固さが増すことで、こうしたルーチンがより変え難い「決まり」になってくる。大阪転居で変わるかと思えたこの3年間も、暮れの3日間はちゃんと園田競馬場で過ごした。園田ジュニアグランプリを見届けて、自宅で紅白歌合戦を観ないと年を越した気がしない……はずだった。

その重い重いルーチンを今年はアッサリ捨ててしまったのである。写真を撮る必要がなくなったせいもあるが、それでも競馬場には行けたはず。寒いのは嫌。人込みも嫌。齢を重ねると頑固にもなるが、それ以上に面倒に勝てなくなる。結局は面倒くさい。

それでもせめて大みそかだけは「決まり」を守ろうと大井にやってきた。偉い。誰も褒めてくれないから自分で褒めることにする。

昼前にひと雨あった。それがやんだら今度は北風が吹いて寒い。しかし、ありがたいことに今日は客なのでガラス張りのLウイング4階でぬくぬくと競馬を観る。これを「堕落」と罵るのは勝手。自分自身には「卒業」と言い聞かせることにした。しかし馬券は一向に当たる気配がない。競馬の神様は「堕落」と判定したようだ。

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南関東の多くの競馬ガチ勢にとって、一年のトリを飾るのは有馬記念でなければ、ホープフルSでもない。意外なことに東京大賞典でもなく、実は東京2歳優駿牝馬である。

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「トリ」の正式な表記は「取り」。あて字で「主任」とも書くことも。本来の意味は「寄席で最後に出演すること、またその人」で、「真打ち」の俗称でもある。かつて寄席の木戸銭は興行主と真打ちで分けて取っていたという。だから「取り」。仮に不入りなら、真打ちが自腹を切って出演者に取り分を回すことで「面倒も取った」のだという。

トリと言えばNHK紅白歌合戦。紅組はMISIAさんが、白組は福山雅治がトリを務めた。紅白の対戦形式だから、男性と女性それぞれにトリがいる。いずれかのトリがいちばん最後に歌う「大トリ」を務めなければならないが、NHKによればトリや大トリを選ぶ特別の基準があるわけではなく、その年の演出の中で決まっていくとのことらしい。

そういう意味では重賞レースのトリは東京2歳優駿牝馬だが、一般レースも含めれば最終12レースが大トリだ。その名も「おおとり賞」。数年前のこのレースの騎乗を終えた戸崎圭太騎手が、装鞍所で「よし!今年も無事終わった」と言って大きく息をついたシーンが忘れられない。今年も同じようなシーンが繰り広げられているのだろうか。ガラスに囲まれたスタンドからでは知り得ないことを少しばかり残念にも思いつつ、2023年が静かに暮れていく。

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それでは皆様、よいお年をお迎えください。

 

 

***** 2023/12/31 *****

 

 

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