2018年2月24日 (土)

ララベル引退

珍しい土曜開催の大井競馬場はまもなく最終レースを迎える。その名も「春うらら賞」。

気温15度、快晴無風。まるで今日の陽気を予見していたかのような名前のレースを張田昴騎手のリトルキッチンが勝って、今大井開催のすべてのレースが終了した。

12r 

ところがお客さんは帰ろうとしない。JRAは既に終わっている。確定が遅れたわけでもない。いったいなぜか?

そこへ荒山調教師が姿を現した。スーツの下に着ているのはいったい?

Traner 

吉原寛人騎手と森泰斗騎手もこの服を着て待機中。

Jockey 

こんな大物の姿も。

Yoshida 

つまり、これです。

Vision 

そして、主役の登場でスタンドに残っていたお客さんたちから拍手と歓声が上がった。

Lala 

ララベルは2歳7月、ここ大井競馬場でデビュー。2番人気だった。だが、4コーナーから自ら動いて1番人気馬をねじ伏せ、瞬く間に3馬身差をつけたレースぶりに、底知れぬ強さを感じた覚えがある。

Lala1 

直後にローレル賞、東京2歳優駿牝馬と重賞を連勝。特に東京2歳優駿牝馬は大外16番枠の試練を克服しての勝利だったことを強調しておきたい。パドックでも口取りでも落ち着き払っていて、2歳牝馬らしからぬ印象を受けたことを思い出した。

Lala2 

それでも並んだ相手には抜かさせない勝負根性がある。ハナクビの接戦を制すること4回。おっとりした性格に見えて、レースが始まればまるで別馬であった。

Lala3 

今回の引退式は荒山調教師の強い希望で実現したという。馬の方はフェブラリーSから1週間だが、すぐにでも競馬に使えそうな体つきに見える。

Lala4 

「エンプレス杯も走ればいいのに」

Lala5 

そんな笑い声も聞こえてきたが、週明けの火曜日には大井を出発して社台ファームに移動するそうだ。初年度の配合相手はルーラーシップとのこと。初仔に会える2年後を楽しみに待つとしよう。ただ、高くて私の予算には合わないだろうなぁ。

 

***** 2018/02/24 *****

 

 

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2018年2月23日 (金)

苦渋の決断

「イソソルビド」

この苦い薬をメインに「メリスロン」など計4種類の薬を飲み続けること2週間余り。めまいの症状が思うように改善しない状況を踏まえ、ついに重い決断を下さざるを得なくなった。

津村への乗り替わりである。いや、ツムラの漢方への薬替わりである。

苦い苦いと文句を言いつつ、1日3回の顔合わせを2週間も続けていれば、多かれ少なかれ愛着も湧いてくる。いざお別れとなると、ちょいと寂しい。結果が出なかったのは、ひとりイソソルビドのせいではなく、私の身体のせいかもしれないのに……。

―――なんて考えるうちに、以前沖調教師に聞いたナリタトップロードの乗り替わりの話を思い出した。

2000年の暮れ、5歳(現表記では4歳)のナリタトップロードはステイヤーズSに出走してきた。いつものように渡辺薫彦騎手の手綱。菊花賞馬の看板を思えば、単勝1.3倍の一本被りも仕方あるまい。しかし、あろうことか4着と敗れた。大一番の有馬記念を前に、沖調教師はついに乗り替わりを決断する。指名されたのは有馬記念2連勝中の的場均騎手だ。

当時、渡辺騎手は中山コースで一度しか勝ったことがなかった。それがナリタトップロードで勝った前年の弥生賞である。しかもその弥生賞が中山コース初騎乗だったほどだからコースへの不安は大きい。一方の的場均騎手は関東のトップジョッキーのひとり。当然、中山のコースは熟知している。それでも当時はこの乗り替わりに驚く人が少なくなかった。ミルコ・デムーロ騎手でさえGⅠを前に普通に降ろされる現在のご時世からすれば、ちょっと想像が難しい。

しかし、沖師は渡辺騎手を完全に見捨てたわけではなかった。的場騎手は、既に調教師試験に受かっていて、翌年2月での騎手引退が決まっている。いわば期間限定の乗り替わり。このまま渡辺騎手が手綱を取り続けても同じことの繰り返しだろうから、一度離れたところからトップロードのレースを見届けさせようという作戦だった。

ナリタトップロードは的場騎手の手綱で有馬記念9着。続く京都記念でも3着と勝つことはできなかったが、渡辺騎手に手綱が戻った阪神大賞典では後続に8馬身差をつける圧倒的なレースで優勝を果たした。3分2秒5は当時の世界レコード。調教師となった渡辺師は、この阪神大賞典こそが「ベストレース」と言って胸を張る。そんなパフォーマンスを生み出したのも、沖調教師が下した苦渋の決断のおかげかもしれない。

Toproad 

そんなことを思い出しながら、新しい薬「五苓散(ごれいさん)」の粉末を飲んでみた。

……甘い。

以前の薬が苦かったせいか、異様に甘く感じる。嗚呼、イソソルビドの、あのコールタールを思わせる喉の感触と苦味が、今となっては懐かしい。

 

***** 2018/02/23 *****

 

 

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2018年2月22日 (木)

鼻、目、耳ときて次は……

昨日と今日の大井では7名の騎手が騎乗不可となった。騎手変更は2日間合計で33頭にも及ぶ。金盃でも4頭が乗り替わり。騎手の技量込みで前売り馬券を購入していた人には、気の毒と言うほかはない。

Henkou 

これだけ大量だとインフルエンザの蔓延を疑いたくもなる。だが実際にはインフルエンザは一人もいなかった。大半は「腰痛」や「負傷」。真島大輔騎手の「腎機能障害」はちょいと心配になる。本田正重騎手の「出走投票不備」は調教師が本人へのきちんと伝達していなかったというもの。だが、私がもっとも気になったのは、御神本訓史騎手の変更理由。なんと「めまい」だそうだ。

ここで私事を書く。おかげさまでMRIの結果がシロではあったが、それで私のめまいが消えたわけではない。内耳由来であろうことが分かっただけ。ちなみに今日は絶不調の一日だった。立てばめまい、座れば吐き気。すっきりしないまま過ごしたが、倒れるような大きな発作は先週土曜を最後に起きてない。それを頼みに薬を飲み続けている。

身体や目を疲れないこと。そして急に頭を動かさないこと―――。

知り合いのお医者様からめまい防止のアドバイスをいただいた。たしかに思うところはある。最初の発作に見舞われた前日は、終電まで飲んでいた。たしかその前日も飲み会だったと思う。しかも、どちらも私にしては珍しい付き合い酒。身体の疲れに気疲れが重なったのだろう。パソコンやスマホの画面を見ているだけで気分が悪くなるのも、それだけ目を酷使しているからに違いない。とにかく疲れは禁物だ。

今日が不調だった原因は、ひょっとしたら昨日の大井で知らぬ間に疲れを溜めてしまったせいだろうか。久しぶりの競馬場で、ちょいとはしゃいでしまった感は否めない。そもそも私は、普段の生活の中で疲労の度合いを意識することがなかった。むしろ疲れているのがデフォルトだった感もある。24時間365日いつも疲れっぱなし。それで当たり前。それを改めるのは簡単ではあるまいが、やるしかない。

アドバイスの二点目についても心当たりがある。先週土曜の平昌五輪カーリング女子のOAR戦第7エンド、背後のTVから聞こえた「ニッポン3点スチール!」という実況アナの声に「なにぃ!?」と振り返った途端、脳みそまでグワンと回転して、そのまま床に倒れた。その後しばらく頭の中が4回転トゥループ状態。羽生選手の三半規管はいったいどうなっているのだろうか。

分かっているつもりでも、頭を動かさないというのは案外難しい。名前を呼ばれれば咄嗟に振り向くし、トイレで用を足したあとも、つい反射的にサッと立ち上がってしまう。馬に乗るなど論外。三半規管の悲鳴が聞こえてきそうだ。

5年前から緑内障を患い、三十年来の花粉症でこの季節は鼻も役に立たない。そしてついに耳の病気まで抱えてしまった。となれば次は口の可能性が高い。そういえば最近虫歯でもない歯が痛む。よもや何かの予兆ではあるまいな……。

 

***** 2018/02/22 *****

 

 

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